おしりの快感
私は恋愛対象も性対象も、男女の違いを余り気にしない「バイセクシャル」で、更に前でも後ろでも逝ける「リバーシブル」です。
おちんちんのある方は「射精の快感」が分かりますが、「おしりの穴の快感」を知っている人となると割合はぐっと減ると思います。
バイセクシャルやゲイの人は、おしりで快感をえられる、いわゆる「ウケ」の人の方が多いようですが、 「男性に興味の無い男性」となるとお尻のプレイで気持ち良くなれる人は少ないのではないでしょうか。
私は小さい頃から「お尻で快感」を得ていたので、おしりの穴をつかったオナニー、いわゆる「アナニー」のほうが射精するオナニーよりもずっと経歴が長いのです。
射精への誘惑
でも、射精の快感はおしりの穴の快感よりも瞬間的には大きいので、成長して射精の快感を知るとアナニーをしても「最後は射精で終わりたい」と思うようになりました。
アナルセックスをしても、どこかで射精をしないと中途半端な気持ちで終わってしまうので、セックスの流れは「射精がクライマックス」になるのが常でした。
そういう、射精をゴールとしたアナニーやセックスをしていると、だんだんと幼少のころにおしりの穴で遊んでいた快感が懐かしくなり、射精を伴う「逝き」と、射精をしない「逝き」の両方ができるようになりたいと思うようになりました。
無射精エクスタシー
さて、それから私の幼少のころの「無射精エクスタシー回帰」への旅が始まったのです。 一番の障害は、射精の快感への鎖を断つことでした。
アナニーしてもアナルセックス(ウケ)しても、気が付くとおちんちんは固く勃起して、自分でしごいてしまうのです。
まあ、それはそれで全く問題ないのですが、昔感じていたあの全身を包む甘く切ないおしりのエクスタシーとは方向が違うと思いました。
寸止め
第一歩は「射精をゴールにしない」事なのですが、これがとっても難しかったのです。 最初に試したのは「寸止め」です。
オナニーで、射精しそうになったら手を止める、ちょっと落ちてきたらまたしごくということで、「逝く寸前の状態」をずっと保てるように練習しました。
結果的には焦らされるので、最後の射精の快感を増す事はできましたが、寸止めの度に「射精の誘惑」はどんどん強くなり、結果的に「射精せずにはいられない」というパターンになってしまいました。
アナル用おもちゃ
次に試したのはエネマグラやディルドなどの「アナル用おもちゃ」を使った「前立腺の刺激」です。
このトレーニング(?)で、ちょっと「前立腺の快感」が戻ってきたようですが、相変わらず最後は射精で締めるというパターンから抜け出せずにおりました。
尿道カテーテル
それから紆余曲折の試行錯誤が続いたのですが、「あることで無射精エクスタシーの道が開けた」のです。
それは、リスクが大きいので、全くお勧めしませんが、「尿道カテーテル」を利用する方法です。
エロショップで使い捨ての「消毒済みの尿道カテーテル」を購入し、色々と試してみてわかったことですが、「無射精エクスタシーのポイント」はどうやら「前立腺」らしいという事です。
尿道カテーテルはあまり太いと痛みが大きいので、「一番細いもの」を選びました。 カテーテルは尿道がぬるぬるの状態がりやすいので、「先走り(カウパー)」が垂れてくるまでおちんちんでオナニーをします。
前立腺に侵入
カテーテルは意外とすんなりおちんちんの付け根まで入りますが、その先に「PC筋」という尿道をしめつける筋肉があるので、カテーテルの侵入に抵抗します。
僅かずつ力を加えて、カテーテルを押し込んで行くと、カテーテルがスポっと「PC筋の内側」に入ります。
そこはもう「前立腺」で、カテーテルの先端は前立腺の中へと侵入して行きます。
そこでいきなり不思議な感覚に襲われます。 唾液がどっと出て、下半身の血管にお湯を注がれたかのような温熱を感じ、それに続いて強烈な尿意を催しました。
最初のうちはこの尿意に逆らえず、図らずも「おしっこを床にだらだらと垂れ流し」してしまいました。 これって、いわゆる「潮吹き」の状態と同様だと思います。
でも、おしっこの垂れ流し自体は余り気持ちいいものだとは思えませんでした。 おしっこが出ている間は「ヤバイ! おしっこ漏れちゃう!」 という感じであわててティッシュの箱を掴みました。
緩やかな尿意が快感に
ここで「もしや」と思ったのは、このおしっこが「漏れそうになる少し前の段階」が、あの懐かしい「子供のころのおしりの快感」に近いのではという事です。
そう思ったら「前立腺の中のスイートスポット」を探す作業(?)になりました。 PC筋から前立腺を通って膀胱に入るまでカテーテルで色々と探っていくと、やはりポイントは前立腺、それも「膀胱に近い側」が刺激されると激しい尿意を感じる事が分かりました。
この尿意はカテーテルを「動かしている時」には「強烈に感じる」のですが、「動きが止まる」と「段々と薄れて」行って、最後は尿意を感じなくなるぐらいまで「下がる」事を発見したのです。
これはまさに私にとっては革命的な事で、「カテーテルの動かし方」によって「心地よく軽い尿意」を「継続的に維持」できるようになりました。 それと共に「繰り返し」湧き上がってくるあの「甘くて切ない、宙に舞うような感覚」を再び味わう事ができたのです!!
カテーテル離れ
この「カテーテル遊び」にしばらくはまっていました。 この、射精に向かうのとまったく行き先が異なり、波のように「次々と押し寄せる快感」に身を任せていると、とっても幸せな気持ちになります。
どうやら「射精を伴わない、勃起もしないエクスタシーの扉」が開いたようです。 ここで考えたのは、前立腺の「スイートスポット」にカテーテルを当てながら、同時に「おしりの穴からディルド」を入れたら気持ちいいだろうな~という事です。
やってみると、思った通りおしりに入ったディルドが前立腺のあたりを圧迫するたびに「凄い快感」を得られたのです。 更に、ディルドを動かしながら「カテーテルを完全に抜いてみた」ところ、何とカテーテルが入っていないにもかかわらず、前立腺が敏感になっていて「同じ快感が続いた」のです!
おしりの穴からの前立腺刺激
更に色々実験(?)してみると、次のような事がわかりました:
・前立腺が敏感になっていないと、この快感は得られない
・前立腺の位置は、おしりの穴の括約筋の内側に沿って恥骨に向かう方向である
・その場所はおしりの穴から約10センチで、よく肛門から入れた中指の第二関節あたりと言われるが、実際は中指が全部入ったあたりである
・前立腺を励起させるには、焦らずにゆっくりと前立腺を裏から優しく擦ることを淡々と続けていると(これが重要)、だんだんと前立腺が敏感になってくる
・いきなり前立腺に強い刺激を与えても気持ち良くなれない
・一度前立腺の快感のスイッチが入ると、強い刺激も快感になってきて、直腸の奥でも感じるようになる
・自分のおしりの穴の中のスイートスポットを特定できると、次からは比較的すぐに前立腺のスイッチが入るようになるという事
自分のスイートスポット
わが身を使った実験は、他にも色々と発見がありましたが、これらの事を頭において「自分のスイートスポット」をジックリ探し、そこへの「刺激の加え方」を工夫すれば、カテーテルを使わなくても「前立腺の快感」が得られるようになりますので、リスクのあるカテーテル自己挿入はやめたほうがいいです。
無射精逝きの楽しみ
ゲイやニューハーフ系のAVを見ると、同じウケでも「ボッキして射精」する人と、勃起もせずに何度もぶるぶると身体を震わせて「無射精で逝く」人がいるようですが、どちらがいいとは言えません。
でも、私は「射精逝き」と「無射精逝き」が両方できるようになったお陰で「アナルプレイの楽しみも2倍」になったと思います。
浅田増男